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「やさしい日本語」の研究は阪神・淡路大震災から始まった。

「やさしい日本語」は日本語・日本語教育における大きな領域です。現在の「やさしい日本語」という考え方を最初に提唱したのは、弘前大学人文社会言語学研究室の佐藤和之教授だと言われています。

1995年に発生した阪神・淡路大震災では、国内の外国人住民の言語が極めて多様であり、日本語以外で緊急情報対応が英語・中国語など主要外国語だけでは不十分だということが明らかになりました。しかしすべての外国語で対応することは不可能です。

そこで佐藤教授は、外国人が理解しやすい「やさしい日本語」という表現を導入すれば、緊急時の減災に役に立つのではという考えのもと研究活動を進めました。その成果は現在、外国人が多数住む自治体などで広く活用されています。

以下は佐藤研究室のホームページです。活用先はかなり減災に特化していますが、どのような表現が日本語初学者でも通じる「やさしい日本語」なのかという点では、大変参考になるページです。

減災のための「やさしい日本語」(研究室トップページ)
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/EJ1a.htm

わかる!伝わる!はじめての「やさしい日本語」~基礎文法編~
http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/e-learningtop.html

(吉開章)

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