私が主宰する日本語学習者支援グループで、日本で仕事をしている勉強熱心なベトナム人男性から質問がありました(以下そのまま転載しています)。
日本語についての質問です。
お取引先さんと会話中で気づいた言葉ですが、
「おたく」と呼ばれました。
この取引先さんは、他者をよく◯◯(社名)さんと呼んでいますが、
なぜか私のことをおたくと呼びましたでしょう⁈
悪な指摘はございませんかね⁈
ご指導ほどよろしくお願いします。
きっと発音が難しくて名前を覚えられなかったのでしょうが、今や世界で通用する「otaku」が、急に元々の意味で使われるとびっくりするのでしょう。
日本語は、「あなた」「きみ」「おたく」「そちら」「役職名」などいろいろな呼び方があり、日本語母語話者は微妙な使い分けをします。しかし、相手が母語話者でなければ、日本人も相手も「〜さん」で十分でしょう。
このようなことも「やさしい日本語」の例です。
※グループの学習者から「これを、やさしい日本語で読みたい」というリクエストがありましたので、書いてみました。こちらからごらんください。
(吉開章)