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加藤 好崇(研究会代表)

東海大学教授、やさしい日本語ツーリズム研究会代表

加藤 好崇(かとう よしたか)

モナシュ大学大学院日本研究科修士課程修了、早稲田大学大学院日本語教育学研究科博士課程修了。モナシュ大学、オーストラリア・カソリック大学、ハバロフスク国立教育大学などでの日本語講師を経て現職。専門は社会言語学、日本語教育学。『異文化接触場面のインターアクション―日本語母語話者と日本語非母語話者のインターアクション規範—』(東海大学出版会)など。


<抱負:やさしい日本語版>

わたしは、まえに、オーストラリア、ロシア、中国ちゅうごく、ベトナムなどで 日本語にほんごを おしえたことが あります。いまは 日本にっぽんの 大学だいがくで 先生せんせいを しています。 日本語にほんごの 先生せんせいに なりたい ひとや、 日本語にほんごや 日本にっぽん文化ぶんかを 勉強べんきょうしにきている 学生がくせいに おしえています。

このような 学生がくせいに おしえていると、 とても つよく かんじることが あります。 それは、勉強べんきょうしているのは、学生がくせいだけじゃ ありません。 わたしも 勉強べんきょうしている、ということです。 わたしと 学生がくせいが はなすとき、学生がくせいだけが 日本人にっぽんじんわたしに わせて はなしているのでは ありません。 わたしの ほうも 学生がくせいの 言葉ことばや 文化ぶんかを まなび、 相手あいてに わせています。

このように、いろんな文化ぶんかや 言葉ことばひとが 一緒いっしょになっている ときには いろいろな ことが おきています。わたしは これを ずっと まえから 研究けんきゅうしています。

いま日本にっぽんにくる 外国がいこくじんの おきゃくさんは、とてもえています。東京とうきょうオリンピックが あるときには もっと えるでしょう。これから、日本人にっぽんじんは、もっと もっと たくさんの 外国がいこくじんの おきゃくさんと います。わたしは いま このことを 一番いちばん よくりたいと おもっています。

とくに、外国がいこくじんの おきゃくさんと ったときの 日本人にっぽんじんの はなかたは とても 面白おもしろいです。外国がいこくじんの おきゃくさんが まる ところや ものを する ところで、日本人にっぽんじんが どんな はなかたを すればいいか、りたいです。 それから、日本語にほんごで 外国がいこくじんの おきゃくさんと はなしす ことも 面白おもしろいと おもっています。

柳川やながわが これから することは だれも やったことが ないこと でしょう。柳川やながわの ひとは 外国がいこくの おきゃくさんに どんな はなしを するのでしょうか。きっと、あたらしい ことが 柳川やながわで まれます。わたしも ほかの メンバーと いっしょに、柳川やながわを 応援おうえんします。


<抱負:普通の日本語版>

私はこれまでオーストラリア、ロシア、中国、ベトナムなどで日本語を教えてきました。現在は日本の大学で教員をしています。私の学生たちはこれから世界のどこかで日本語教師になろうと考えている大学院生や大学生たち、そして、様々な国から日本語や日本文化を学びに来ている留学生たちです。

こうやっていろいろな国で様々な人々と関わっていると、強く感じることがあります。学んでいるのは「学生」だけではなく、「私自身」でもあるということです。たとえ日本語で話をしていても、決して日本語や日本文化の規範だけでコミュニケーションをしているのではなく、さまざまな言語や文化規範をお互いに学びあい、調整しあっていることに気付かされるのです。

このような異文化の人々が参加者となる場面を「接触場面」と呼びます。そして、この場面が私の一貫した研究フィールドです。

近年、日本を訪れる外国人観光客数が急増していますが、2020年に向けてさらにその数は増えていくでしょう。このことはとりもなおさず接触場面の増加を意味します。私はこういった観光での接触場面を「観光接触場面」と呼んで、現在の研究対象としています。

なかでも日本人が使用する言葉づかい「ツーリスト・トーク」の分析をしています。研究対象としても面白いのですが、旅先での人と人の関わりはやはり大きな観光リソースといえるので重要なテーマだと感じています。また、観光接触場面における日本語の役割にも注目をしています。

今回のこの柳川での新しい試みは、まさに観光接触場面における新たなツーリスト・トークそして日本語の役割を構築していこうとする画期的な試みだと感じます。いったい柳川にどんなコミュニケーションが生まれるのでしょうか。これまでどこの地域で思いつかなかった新しい観光接触場面の創造に向けて、私もみなさんとともに尽力していきたいと考えています。

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