CEATECで「AIやさしい日本語」を提唱しました。

本日の #CEATEC でのグローバルコミュニケーションシンポジウム2019 でお話しした内容で、もっとも話したかったことをまとめたスライドを公開します。

やさしい日本語は、多言語対応のための言葉の一つです。
多言語音声翻訳も、多言語対応のための手段の一つです。

前者は日本語教育(第二言語習得論)をベースとし、
後者はテクノロジーをベースとしています。

多言語音声翻訳を活用するのに、技術を発展させる一方で、ユーザー側が簡潔な言い方をすることも有効です。このような言い方の工夫と、日本語教育をベースとしたやさしい日本語に共通点が多いとことは、2019年総務省も認めたところです。

本日のパネルディスカッションでも、翻訳ツールを日本語学習に使う外国人もいるという指摘もありました。違う畑である日本語教育関係者とAI翻訳開発者が、多言語対応のためのやさしい日本語という共通の価値観で交流し、何が同じで何が違うのか、またAI翻訳を外国人への日本語教育にどう応用するかなど、積極的に議論と研究を推し進めていってほしいと思います。