「やさしい西日本新聞」が「やさしい日本語」で記事配信開始。

西日本新聞が、ニュースの多言語化を見据え、日本語教育関係者やAI翻訳ツールを活用し、外国人にも関係のある記事を「やさしい日本語」でも配信する「やさしい西日本新聞」プロジェクトを開始しました。当研究会も協力しています。

https://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/471782/



外国人受け入れ・多文化共生に関係する同紙報道企画「新 移民時代」の記事の下に、日本語教師や多文化共生関係者がやさしい日本語を翻訳できるボックスが設置され、審査・校閲を経て採用されれば、公開される仕組みとなっています。ニックネームをつけて投稿することもできます。

投稿による翻訳の例です。

【やさしい日本語】日本で介護(かいご)の仕事(しごと)をする外国人(がいこくじん)は本当(ほんとう)にあつまる?

https://www.nishinippon.co.jp/feature/easy_new_immigration_age/article/471381/

オリジナル記事:外国介護人材本当に集まる? 「特定技能1号」初年度見込み5000人 日本語が壁、現場は懐疑的

https://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/471017/

ニュースメディアで「やさしい日本語」の記事を配信しているのはNHKのNews Web Easyが有名ですが、地方紙が外国人に関係ある記事を中心に「やさしい日本語」および多言語化での発信を試みるのは、西日本新聞が初だと思われます。
「新 移民時代」などで外国人政策のあるべき姿を提言してきた西日本新聞が、今度は多文化共生社会におけるメディア自身の役割にも、先駆けて提言を開始したといえるのではないでしょうか。



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